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00セカンドシーズン感想
詳しい感想は[別名義のBlog]にて記述しています

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[#15 反抗の凱歌]


 わーん……ニール回想来たー! せつないー!
 ──となるかと思ってたんですが、前回のティエリアが見た幻影で馴れてしまったのか、それとも前回の“次回予告”を見た時がピークだったのか、案外普通に(落ち着いて)見られました。

 それよりも新ED!
 なんですか、あのせつなさ大爆発の映像は。“世界が平和になる=兵器が不要になる=ガンダムも要らない”という図式は当然ですし、分かりますが、今、それらが活躍しているのを見ているせいか、むちゃくちゃ悲しかったです。きれいなんだけど、辛い。見ているだけで、映像に引き込まれてしまいます。
 特に、銃撃戦で墜落したっぽいボロボロのケルディム(右目の部分に穴が空いてるのがまた……)と、壊れたバズーカと共に凍ってるセラヴィーが……。なんか、冒頭のガンダム三機+最後のダブルオーを見ただけで涙ぐんでしまいました。これでいい、良いはずなんですが、本当にせつない。ほろり。
 そして次の映像も凄かったです。前回EDの止め絵だった部分が動いて、その後が語られるという仕様でした。沙慈はルイスの手を強く引っ張ってたし、ティエリアは踵を返して次の場所に行こう(前に進もう)としていたし、アロウズのMSが一気に撤退していく中でアレルヤとソーマは更にくっついてたし、ライルは生足むき出しのアニューに引っ張られてシーツが飛んでたし……で、特に最後にびっくりでした。えええ? あ、アニュー?? みたいな。
 いえ……ライル×アニューについては、「アンタともう少し話がしたかった」や本名バレからいって、くっつきそうだとは思ってましたが、こうも早々に──くっつくまでの過程を吹っ飛ばしてEDでそれを知ってしまったのはどうかと……思ってます。というのもですね。サイトのMEMOにも書きましたが、私、ニールファンのくせに……ニルティエ大好きなはずなのに、ライルが本当にアニューとくっつくかもしれないと分かって、動揺してるんです。でも、ライル×アニューでも小説をバンバン書ける気がする←これって、「私、ライアニュもいけるわ!」って無理に強がって、ショックを受けてるのを紛らわせているだけのようにも思えますが……。とにかく、今、動じてます。ちょっとどうしよう、ライルってばアニューとくっついちゃうよ!とビビってます。
 ティエリアがミレイナに毛布を掛けてあげるシーンでは、「まぁ、ティエリアったら成長したのね」とほのぼのと暖かく見守ってたのに。ライルとアニューは駄目っぽいです。本当に駄目なのかすらも分かりません。はぁ。「惚れちゃ駄目ですぅ……」なミレイナが可愛かったなぁ。ぶっちゃけ、ティエリアとミレイナがキスしても、私は平気でいられる気がします。なんか、親が子を見る視線でいられると思います(笑)。
 ジャケット&シャツの描写は、機体ほどではなかったですが、「あぁ皆、未来に向かって旅立ったんだな」と思って、しんみりしちゃいました。最後のティエリアだけが一人っぽいのがもう……。眼鏡も、ティエリアのですよね。リジェネのではなく。

 そうそう、“カタロンのスパイ”っていうライルのバレは、あれで終わりなのでしょうか。正直、ケルディムに乗ってない時のライルの描写が少ないので、彼を描ける時はしっかり出して頂きたかったのですが、ラッセとのあの会話で終わらされそうな予感がプンプンしてます。そう、ライルもアニューも二期でぽっと出た(失礼)キャラで、その二人がくっついちゃうらしいと分かったから、展開についていけなくて辛いのかもしれません。実際、今回の「ライルも」ってアニューが呟くところは全然平気でしたし、前回までも、寧ろ二人がくっつくのを応援してたんですが、私……。
 あ、でもでも、今回のライルの「狙い撃つぜ」は好きでした。前々回を持って、ニールの口癖を完璧に自分の言葉にしたんだなーってのがよく伝わってきました。

 上ではああ言ってますが、刹那の回想そのものはとても悲しかったです。夢の中で、自分の辛い過去をやっと止められた!と思ったのに、ロックオンに厳しい事を言われて戸惑っているうちに、背後から銃声が……って、どんな罰かと。あそこは刹那の苦しみの原点なので、変えられないからこそ辛いです。
 そしてロックオン。死んでもまだ皆を甘やかすだけでなく、厳しい事を言って皆を導いていくんですね。やっぱり大好きです。

 マリーも、寸止めでしたがGNアーチャーに乗りそうでしたね。この次は乗るかな。アレルヤの心境を思うと悲しいですが、そうも言ってられない状況なので、仕方ないかと。セルゲイ大佐との約束を守る云々をこだわってる間に敵の襲撃を受けて、万が一にでもマリーが死んでしまったら、それこそアレルヤは、そんな約束をしてしまった自分が許せなくなるでしょうし。
 マリーのGNアーチャーは単機でMS化するのが可能だそうですが、だとすれば、ルイスの乗ったエンプラスと激突した可能性もあったので、本当にホッとしました。眼前で二人が戦うのは、沙慈が辛いですよね。
 辛いと言えば、アンドレイも。彼はどこまで女性に夢を見てるんだ(笑)。ルイスに素っ気無くされてる事で、現実の(軍隊にいる)女性をよく知ればいいと思います。亡くなったお母さんの影響が大きそうですよね。

 最後の最後で、マスラオのトランザム化キター! チート能力が敵にもあるとなると、次回以降は乱戦必須ですね。あれはマスラオのみが可能なんでしょうか。イノベ機までトランザム化したら、CBの負けは確実になりますし、面白味に欠けるので(皆のレベルが上がり過ぎて、凄いという事を感じなくなる)、できればマスラオのみがいいんですけど。
 セラフィムガンダムにあるという特性の正体も、勿論、気になってます。今回、セラヴィーもアリオスも捕縛されてたし、今まで以上に見てて辛くなるのは確実なので、頑張って見守っていきたいです。
 でも、ライルとアニューが……。

 あ、ちなみに、上記からリンクを張っているブログは一般向けなので、EDのライルとアニューについての記述はさらりと流してますが、本音はこっちです。戸惑いまくり。



20090118 小野瀬桜


[#14 歌が聞こえる]


 今回から新OP!
 いきなりヒロインズの裸から始まったので、びっくりしました。そして、メインヒロインのマリナ姫に続いて、フェルト、ルイス……までは分かるんですが、何故ここでアニュー?と、更に驚かされました。アニューが女性型のイノベイターらしいとは分かってましたが、ここで“女”を強調されると、ライルとの恋愛絡みがこの先にあるのかなと想像しました。女性陣の中から必ず四人を出さなきゃいけないっていう前提の上で強いて言えば、アニューの代わりにマリーが入ってもおかしくなかったかもしれませんが、彼女はもうアレルヤという蝶(各自が本気で欲している希望や未来の象徴)を手に入れてますから、外れたのかなと思っています。個人的には、留美が外れたことで彼女がヒロイン扱いされてないのと、スメラギさんが外れた事で彼女とビリーの愛憎劇は無い(あっても、ビリーの個人的な恨み辛みが披露されるだけ)のがよく分かって、面白かったです。

 メディカルカプセルから出られたイアンの目覚め〜外に出るシーンは、何度見ても笑ってしまいます。アルプスの少女ハイジの世界ですね! そして、そこでもカタロンと通信を取っているライル……補給要請も兼ねてるので、トレミーにとっては良い事でしたが。やっとやっと、ライルが他人にそれを指摘してもらえて良かったです。遅いよ、CB……これでいいのか、CB。ライルがカタロンのスパイである事が露呈されないと、彼の物語は本当の意味で始まらないと思うので、「あぁやっとここからだ」と本当に思いました(笑)。前回の13話で、名実共に“ロックオン”になったのだから、後はライルの気持ちが今のCBに然うようになるといいなぁ。
 そのアニューは、どうやら自覚無しで、片割れのリヴァイヴに位置を知らされているみたいですね。ティエリアがリジェネにそうされていたように。この先も何度か同じような事があって、犯人じゃないかとライルに皆からの疑惑が掛かる→実はアニューだったと判明!→ついでにアニューのイノベバレという展開になるのでしょうか。アニューはティエリアと違って、自分がイノベイターである点も知らないっぽいので、もし彼女がそれらの事実で激しく動じるような事があれば、ライルが支えてあげるのでしょうか。

 リボンズと刹那の対峙には、ドキドキさせられました。これまで外伝や小説などで少しだけ書かれていた事が本編で確定されたのも、ホッとしてます(私が書くカプ絡みで彼らの話を書くことはないかもしれませんが、私は、分からないより分かっていた方が助かる設定厨なので……/笑)。
 これまで自分の理想だったオーガンダムのパイロットが、敵と定めたばかりの相手だったなんて、刹那が受けたショックは測り知れません。でも、これまでの刹那は良くも悪くもガンダムに囚われ過ぎていたので、これは、そういう彼自身を見直す良い機会かもしれません。次回予告で流れた映像によると、刹那は心の拠り所であるマリナ姫に介抱されるみたいですし、夢の中?でパイスー姿のニール(あれ、ファーストシーズンのパイスーの足ですよね!!!!!)と会ってるみたいなので、葛藤しつつも少しずつ答えを出していくようになるのかもしれません。私はニールファンなので、彼が本当に登場するなら、来週はまた号泣しそうだ……。

 ダブルオーガンダムがトランザム化すると、GN粒子を媒介にして、皆が脳量子派を使えるような状態になる(心の声を聞いたり伝えられたりするようになる)設定が、マリナ姫の歌という今回の出来事によって、一気に花開きましたね! 仇であり世界の歪みであると断定した相手・サーシェスにとどめを刺そうとした瞬間、マリナ姫の心の叫び(「刹那」と彼の名を呼ぶ声)を聞いて止めた時は、思わず「おお」と声が出てしまいました。“憎い敵・悪い敵を倒しても世界は変わらない”という、ダブルオーの中でずっと提示されている普遍的なテーマが、ここでも出されたのだと思いました。敵討ちは、一期終盤のニール対サーシェスの戦いで終わりでしょうし(今も、ルイスは復讐を理由として戦ってますが、彼女がそれを果たす事は最後まで無いと思います。その前に沙慈と一緒に地上に下りて、新OPのような穏やかな生活を送るのではないかと、想像しています)。

 そして、ティエリアの人間宣言。
 一期でのティエリアは、嫌悪感を持って人間を見ていた時もあったのに、今や「僕は人間だ!」と言ってしまうとは……。ティエリアの正体がイノベイターであるのを思えば、自分が嫌いな(見下している)生物だと言うはずもないので、彼は本当に人間を認めて、好きになってくれたんだなぁと、嬉しくなりました。ティエリアが密かに「人間っていいものだ」と思ってくれていたのだと想像すると、一期でつんけんしている彼も見て来た私は、目頭が熱くなる思いです。ニールを含めた、ティエリアがこれまで親しく関わってきたトレミーの皆のお陰ですね。

 そうそう、これにも触れておかなければ。
 とうとうセラヴィーガンダムの隠し玉・セラフィムガンダムが出てきました! ちょっと細っこい子ですが、これからの活躍に期待しています。そして、ミスターブシドーの新型MSマスラオと最初に戦うのは誰なのか(最後の最後は、一期同様、刹那とミスターブシドーの戦いで終わると思います)が、楽しみです。



20090114 小野瀬桜




[#13 メメントモリ攻略戦]


 怒濤のBパートが凄かったです。
 実は放送日当日(12/28)は冬コミで、徹夜で臨んだせいで打ち上げから帰宅した後ももう眠くて眠くて、翌日の29日のお昼頃に録画分を見たのですが……もっと早く見れば良かったと、視聴直後に本気で後悔しました。それぐらい、面白かったです!

 スメラギさんの戦術にもびっくりしました。CBがメメントモリを壊すのを目的としているのが明確である以上、CBがそこを狙うのは敵に必ず読まれますから、奇襲作戦を取っても効果が全くありません。しかもアロウズとの戦力差はほぼ同じ……どころか、イノベ機を含めるとCBが弱くなる上に、数の上でもアロウズに圧倒的に負けている状況から、CBがメメントモリに真正面からぶつかっていっても難しいです。なのになのに、スメラギさんの戦術予報を元に、切り札であるトランザム能力を上手く使い、また、対艦対施設に特化したセラヴィー&射撃に特化したケルディムの二段階攻撃でそのミッションを完遂させたのは、見事でした! 見ていて本当にドキドキしました。特に、アリオスのトランザムが切れそうになって、ケルディムのシールドビットの残りが少なくなってきた時は、息を詰めながら見ていました。

 ライルがフェルトを除く皆から「ロックオン」と呼ばれた事で、ようやく彼がCBのメンバーになれたような気がします。あとはライルの気持ち次第ですね! フェルトがわざわざ「ライル」と呼んだのは、彼女にニールへの未練が残ってるとかではなく、ニールとライルは違う人だというのを彼女が強く認識しているからかなと思いました。そしてライルが「その名の通り、狙い撃つ」と言ったのは、ニールがロックオンの名前に込めた思いを、ライルが自分なりに受け止めて行動に移す為の宣言なのかなと思いました。他人から押し付けられてライルが“ロックオン”役を務めるのではなく、彼が彼自身の意思でそれを果たす……みたいな。まさに、“ロックオン・ストラトス”の名は人を表わすのではなく、その意思を持つ者の名なんだなと、今回の放送で改めて思いました。

 留美がネーナをどう思っているのかが、とても気になっています。四、五年前は勿論のこと、今のネーナの性格や行動に問題があるのを、いくら何でも留美は知ってると思うんです。そして、そういうネーナが脳量子派を持っている事から、留美に隠れて彼女があれこれと好き勝手に動く事も、彼女を匿おうと決めた時から予想してると思うんです。だから、留美の許容範囲内なら、ネーナが何をやっても彼女は見逃してるのでしょうか……?
 今回のメメントモリ撃破にしても、もしネーナのリークが無かったら達成は難しいですよね。でもリボンズ宅から帰った留美は、CBにメメントモリの情報を与えることなく、状況を紅龍に尋ねるだけに留めてます。単に省かれただけかもしれませんが、アニメだけで判断すると、留美はまるで自分が動かない時にネーナが好き勝手に動いて戦況を乱す(世界を変える)のを、既に読んでいるというか、楽しみしているような雰囲気さえあるように思えます。こう書くと、ちょっと留美を買い被り過ぎるような気もしますが(笑)。

 ダブルオーが出てきただけで安心できるので、今回のヒリングとの戦闘も楽しく見られました。セラヴィーのフルバーストもカッコ良かったし、ケルディムも見せ場たっぷりだったし、満足満足──してません!!!!
 アレルヤは? アリオスは? トランザム要員だけなんて酷過ぎる(笑)。本当に、GNアーチャーが本格的に稼動するまで出番は無いんでしょうか。淋しいなぁ。



20090105 小野瀬桜




[#12 空で待ってる]


 沙慈、君という人は……と、思わず言いそうになりました。あの時、出発寸前ながらも沙慈が辛うじて踏み止まってくれて、本当に良かったです。ティエリア先生のお説教が上手い具合に効いていた件も、ホッとしました。それだけ、あの時に言ったティエリアも言われた沙慈も、真摯な態度でいたって事ですからね。

 ルイスの勘違いは、もうどうしようもないのかなと思いました。あの独特の顔もそうですが、普段のルイスだったら(もっと冷静でいられたら)、ああいう推測には至らないはずなので。ルイスは元から頭の回転が良い子だし、状況判断も正しくできる子です。でも、今はそれができないほど……視野を極端に狭めてしまっているほど、ガンダムへの憎悪が強いということなのでしょうか。私、沙慈とルイスは顔を合わせて直接話せば何とかなるかと思ってたのですが、どうもそうはいかないようです。王道ですけど、今後は、ルイスが困った時に沙慈が助けに来て二人の和解に繋がる展開が見たいなぁと思いました。無理でも、ルイスの疲弊した心を沙慈が癒すような展開にしないと、あの二人はくっ付かない気がします(←私は、あの二人にくっついてほしいです)。
 携帯端末の画像を全消ししたのは、ルイスがまだ沙慈の事を好きだからかなと思っています。本当に気にしてない&嫌いになってたら、そういう画像が手元に残ってても全然平気だと思うんです。まだ未練があったり、過去を振り返ってる場合じゃないと自分を奮い立たせる為の勢いとして、彼女はああやって消したのかなぁと思いました。

 トランザム化したダブルオーは凄いですね! そしてリヴァイブの一人称がぶれたのが、気になります。ティエリアと一緒で、イノベイターは感情が強く揺さぶられると、この辺がずれるのでしょうか。序盤以降はガンダム不利・CB不利の展開がずっと続いていて、戦闘についてもカッコイイなと思いつつ見ていて辛かったので(私はCB贔屓なので)、こうして安心して見られる戦闘は本当に嬉しいです(笑)。まだダブルオーだけが強い状態だと、多勢に無勢の今ではまだまだ辛い思いをしそうですが、とりあえず刹那には頑張ってほしいです。そして他三機の新装備にも期待しています。特にアリオスのGNアーチャー! マリー(ソーマ)が乗るのはいつのなのかな。アレルヤがマリーとくっついた以降、アレルヤとアリオスの出番がすっかり少なくなっているので、この辺で活躍する彼らをたっぷりと見たいです。

 これまで一人でいい気になってた(笑)留美がリボンズに引っ叩かれたのを見て、つい私は爽快感を覚えてしまいました……ごめん、留美。でも、メメントモリが第一射を放った直後を見た時みたいに、一期では見られなかった人間臭い顔(動じているところ)を見られて、ちょっと安心しました。彼女も人間だったんだなと(笑)。できれば、一期の時に留美の年相応の少女らしい表情を見たかったんですけどね。でも、二十歳である今も小娘なのは変わりないので、是非……!と思っています。「意地汚い小娘」っていうリボンズの言い方も素敵です。まさに、どっち付かずで上手く動いている(つもり)の留美を、よく表わしていると思います。

 ライルが「〜満々だ」と言った時は、ちょっとニールを思い出してしまいました。こんなんじゃ駄目だ……! そして、イアン夫妻が無事で本当に本当に良かったです。ガンダムが戦争を描くアニメだとは分かってますが、人死にはやっぱり少ない方がいいです。



20090105 小野瀬桜




[#11 ダブルオーの声]


 ティエリアの精一杯の告白(未遂を含む)や、トレミーに残った沙慈の決意、ドッキングしたダブルオーライザーの格好良さ(ガンプラ買いたくなりました。でも1/100だから5千円強もする……高い!)、イアンの安否など、今週も色々なことがありましたが、Cパートの戦場裸祭に全て持っていかれた気がします。多分、皆さんそうだと思うのですが、見た瞬間に爆笑しました。精神世界を描くのにキャラクターを裸にするのは常套手段で、よくあるのですが(種運命でもありましたね)、分かっていても笑ってしまいます。あれ、別に服を着ていたとしても充分伝わったんじゃないかなー。
 でもでも、沙慈とルイスがようやくお互いの存在を認識できるようになったので、良かったです。いや、状況だけでいうと、敵対しているので宜しくないわけですが、もうじきセカンドシーズンの折り返し地点を迎えるので、その前に二人の対峙を何とか描いてもらわないと、後々尺が全然足りなくなるので……。事前に雑誌バレ(タイトルと簡単なあらすじ)を読んでいたことから、来週(「空でまってて」)において二人がどうにかなるとは予想できてましたが、今回はそれを前倒しで見られて嬉しいです。でも、先週や今週が違ったとはいえ、その前までは前週のCパートをそのままアバンに流用するのが続いていたので、次週もそれだとすると、その前倒しが時間的に勿体ないことになるなぁと思いました。それに、初っ端から裸で笑いたくない……!
 オーライザーでダブルオーに向かった時の沙慈は、敵の攻撃を鮮やかに躱してて凄い!と思ったら、やっぱり赤ハロさんのサポート(というか、もしや赤ハロさんがメイン?)だったんですね。あの辺は見応えがありました。

 ライルがアニューと仲良くしてました。アニューは他のトレミークルー&ガンダムマイスターと違って、CBの理念にどっぷりというわけでもない感じなので、カタロンの人間であるという認識が強いライルは、彼女と話していて気が楽だったのかなぁと思いました。なんていうか……相手がミレイナだと話そのものがあまり合わないし、フェルトだと例のキスの一件をどうしても考えてしまうし、スメラギさんだと話そのものはできるけど雑談の相手にはならない……みたいな感じ? ライルとアニューもきっと、任務や機体に関する話ばかりをしてたと思うんですが、スメラギさんとの会話ほど重くないのかなとも想像しました。
 リヴァイヴからの脳量子派を受信したアニューが、自覚していた状態だったのか、それとも無自覚だったのかが判明するのも、今後の楽しみです。アニューも、一期ラストの映像でリボンズと一緒にいましたからね……。他のイノベイターより攻撃的でないものの、やはり彼女はティエリアと違うのかなと思いました。

 ティエリアの告白を途中で止めさせたスメラギさんには、優しさを感じました。皆まで言わなくてもいいことって絶対にあるはずで、それを分かった上でティエリアを止めて、「あなたも仲間よ」と言うなんて、スメラギさんは素敵です。ティエリアもさぞ嬉しかったはず。本当に、“トレミー家族”というか、彼らが一つのまとまりになっているのが見られて嬉しいです。
 それよりも、先週の放送で懸念していたセラヴィーとガラッゾの相性の悪さが今回出ていて、戦闘シーンは見ていて辛かったです。次週以降は、今回ライルとアニューが挙げていた“リンダさんの自信作”が切り札となって、なんとか対等になってほしいと願っています。

 イアンもそうですが(今週のセルゲイ大佐のように無事だと祈ってます)、ラッセが気になります。ファーストシーズンの最後、爆破された時に彼は悪い(赤い)GN粒子を浴びちゃったのか、再生治療でも追い付かないようなダメージを内蔵に負っているのか……死亡フラグとしか言い様がないスメラギさんの台詞が、とてもとても怖いです。最後まで、いえ、後日談でも、ラッセには生きていてほしいです。

 基地が爆破された後、スメラギさんが、「この程度の戦術!」って自分に言い聞かせるように強がっていたのが、印象深かったです。今になって、例の“過ち”の際に、双方の戦術予報士がなまじ天才だったからこそ戦火が広がったとの言葉が、頭を過りました。



20081217 小野瀬桜







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